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2016年度納会


世田谷区軟式野球連盟1部に昇格して2年目の2016年。2回戦突破という壁を破れずに年を越すことになってしまったメンバーたち。不甲斐ない戦いを来年に持ち越さないため、毎年恒例の納会が開催されました(2016/12/17~18)。

今回の目的地は、「伊東」-「伊勢原」。毎年恒例の貸し切りバスの移動にて納会が始まりました。
まず目指すは「伊東温泉競輪場」。日頃の試合では観察力や勝負勘に欠けるメンバーたちに、競輪を通して闘争心を鍛えてもらおうというものです。しかし突然メンバーに賭事をしてもらっても、何をどうしていいやら判りっこありません。これで勝者を的中させられるようであれば、こうしたセンスは野球でもいかんなく発揮されていることでしょう。
そこで幹事団の優しさが詰まった競輪の勉強会がクイズ方式でバスの中で開催されました。ところが、勉強会の講師を務めたI選手。メンバーからの質問に答えることができません。講師とは何をする人なのか、今一度ここで問い糾したい気分です。

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▲カンペをひたすらに棒読みするI選手。
普段のマウンド同様落ち着きのない司会っぷりでクルマ酔いの者も……。


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▲来年からヘッドコーチになるとの噂のIさん。
本業は野球ではなくこちらでは??


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▲参考資料を見て頭脳総動員で予想をするK選手。
オタクっぽい表情のその結果は…?!


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▲N選手の奥様、旦那そっちのけで賭けに夢中になっています。


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▲競輪場で居眠りするS監督。
納会直前にお子様が生まれたとかで、さぞお疲れだったのでしょう。


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▲競輪のバンクに選手が入場してくるまで走り回っていた子どもたちも、選手が入場してくると大きな声で応援を。
選手に子どもたちの声援も届いていたはず。

当日は、競輪以外にもゆるキャラ「みかりん」との写真撮影や大道芸、ミニライブなどの催し物も開催されており、親子で楽しむメンバーもいました。

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▲12月に第二子が誕生したI選手。早くもアイドル追っかけに目覚め始める子どもたち。
競輪にハマるよりはまだましか?


バスの中で一通り勉強し、いざ「伊東温泉競輪場」です! 賭け事とあってか、みなさん普段見たことないような気合の入り方でした。
当日は、競輪以外にもゆるキャラ「みかりん」との写真撮影タイムや大道芸、ミニライブなどの催し物も開催されており、親子で楽しむメンバーもいました。
競輪の結果は、惨敗。ほとんどの選手が負け越し、改めて勝負勘がないことを痛感させられました。

競輪を無事(?)に終え、宿舎に到着!
温泉で一休みしたところで始まるのはお待ちかねの大宴会です。
今シーズンは残念ながら「一割クラブ」の仲間入りを果たしましたが、運営委員の代行も務めた頼れるN選手の音頭で乾杯し、宴会がスタートします。

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▲乾杯の挨拶に臨むN選手。
今年は打撃に切れがなかったのか、最終戦の2打数ノーヒットであえなく「一割クラブ」転落となりました。


まずは、一年の活動をスライドで振り返りますが、ランナウェイズ精神に基づく振り返りが、ただ1年間の写真を見てメデタシメデタシで終わるはずがありません。
スライドの最後には振り返りの一環として、今年初めて行われるランナウェイズBの年間流行語大賞候補として、「事務手数料」「芯喰え」「デスプレイ」「外野の○○(A選手の名前)」「人間魚雷」「壊れた信号機」の6つの流行語が発表されました。
こうした記録をイベントごとにしっかりと残していることで、後から面白おかしく振り返る楽しみが生まれます。メンバーの目がイベントごとに肥えてくるので、作る方も大変であったりはするようですが……。
続いて、班対抗の年間成績が発表されました。
班ごとに集計された打率、失策数などの各項目の順位をポイント化して、総合的に成績が最もよかった班が賞金を得るというシステムとなっており、創立記念日に発表された中間成績の結果を覆し、D班が班別年間成績トップの座に輝きました。
そして、成績発表が終わったところで今シーズンのMVP候補の発表がS監督より行われました。
候補に選ばれたのは、選手として運営委員としてチームの活動に大きく貢献したO選手、背中でチームを引っ張るために日夜トレーニングに励み成績を飛躍的に向上させたY選手、図らずも公式戦で敗戦の引き金を引いたことで結果的にチームがまとまることに貢献したK選手の三人。
どの選手もチームへの貢献が大きく、投票の結果が気になるとことです。結果発表まで、今しばらくお時間を拝借!

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▲スライドで使われた写真の一部。
左から創立記念日の紅白戦に遅刻したT選手の土下座。
夏季強化合宿のミーティングでY選手の居眠り。
そしてムリ目の本塁突入を頭から敢行したK選手の泥だらけの顔。


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▲班別成績発表にのぞむT副将。
試合では時にフォアボールにつながる危険性をはらむ繊細さをいかんなく発揮し、チームメンバー全員の成績を集計して成績表を作るという、緻密で膨大な作業をきっちりと成し遂げてくれました。


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▲MVP候補の発表と、その選出理由を語るS監督。
候補に挙がってもおかしくないメンバーの名前を呼び上げ、一度は褒めながらもそこから落として候補外とする発表スタイルは、今年も健在でした。

この間、野球の話がひとまず置いて、続いてはゲストの皆さんと子どもたちが参加して、パチンコを使った班対抗のダーツ大会が開催されました。
子ども向けのおもちゃですが、大人がパチンコをしっかり引いて打つとなかなかとんでもない速度でボールが打ち出されるため、ゲストが打つ順番の際には的を持っているメンバーも気が気ではなかったようです。
ゲームの結果は、子どもが打った場合には的を動かしてボールを受けて良いというルールを、巧妙に拡大解釈して大きく外れたボールに的を押し付けて高得点を稼ぎだしたB班の優勝となりました。
この後、参加してくれた子供たちには一足早いクリスマスプレゼントが贈られ、子どもたちはゲームにも増して大はしゃぎとなりました。
ゲームで盛り上がった後は、いよいよ三賞の表彰と、その間投票が行われていた流行語大賞とMVPの発表は行われました。
今年の三賞は打率、防御率の直接的な成績と、チームが活動する上で最も貢献している最多出席数のメンバーが選出されました。
また、そのあとには昼間に競輪の予想師という本業を持つのではないかと言う疑いもかけられた、来年からヘッドコーチとの噂のI氏より講評を頂きました。
お酒が入ると活舌が途端に怪しくなるIヘッドコーチでしたが、このときはまだハキハキとためになることを喋っていらっしゃいました。
流行語大賞は、秋季大会でチームのルールを顧みることなくランナーコーチとして3塁コーチャーズボックスに陣取り、一気に逆転まで狙えたチャンスを潰してしまったK選手を評した「壊れた信号機」が選出されました。
そして、MVPにはプレイヤーとしては主に2番打者としてサードとキャッチャーをこなし、運営委員としても、偲ぶ会と納会に加えて道具清掃などのイベントをきっちりと取り仕切ったチームへの貢献の数々が、多くのメンバーの支持を集めたO選手が選ばれました。


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▲新入団選手枠で参加したA選手。
的を狙うその鋭い眼差しのように、来シーズンは強烈な当たりのヒットを打つ姿を期待したいところです。


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▲こちらも新入団選手枠で参加のK選手。
フィールドでは鋭いスイングと華麗なフィールディング、そして足がつりやすいという弱点を披露しましたが、子どもたちに茶化されているようにも見えるパチンコの腕前はいかに?


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▲的を持つT選手と、力いっぱい引き絞って球を打ち出すT選手の奥様。
的を盾のようにしてかざすT選手と、打ち出して笑顔の奥様の絵に、ご家庭での様子が浮かぶようです?


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▲早速プレゼントの袋を開けて中身を確認する子どもたち。
ゲームを大いに盛り上げてくれた立役者たちは、チームにも元気を与えてくれる存在です。


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▲首位打者に輝いたY選手。
プライベートでは色々とあって激動の一年だったようですが、野球では逆方向への鋭い当たりが増え、打席で常に期待感を持たせる活躍でした。


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▲最優秀防御率に輝いたK選手。
プライベートでは、お気に入りの芸能人が活動休止となってしまって不完全燃焼だった面もあるようですが、野球ではシーズン終盤は無駄な四球も減り、力強くも安定した投球で相手打線をねじ伏せました。


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▲最多出席、そしてMVPに輝いたO選手。
50試合中46試合に参加して、試合中はおとなしいともいえるチームにあって常に声を出し続けて自分と周りを鼓舞し、運営委員としてもメンバーをきっちりとまとめ、プレーだけでなくチームの活動に大いに貢献しました。


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▲流行語大賞の投票結果と、流行語の原因を作ったK選手。
来シーズンはもっとポジティブな流行語が選ばれるようにしたいものですね。


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▲講評を担当頂いたIさん。
二度にわたるガチンコ対決の始球式や、合宿に参加して暴投のボールを取りに走らされるなど、精力的に活動いただきました。

一次会が大いに盛り上がって終了したところで、会場を移して二次会が行われました。
二次会は、司会のK選手が、この日のために寝る間を惜しんで算出した成績表には明記されないOPSやWHIP披露しながら、年初に神前で誓いを立てた内容を振り返るものとなりました。
神前での誓いを忘れるような罰当たりなメンバーはいないだろうと思われていましたが、残念ながら次々と罰当たりなメンバーが現れ、謝罪の供物を差し出しておりました。
振り返りが終わった後も、それぞれのメンバーが各々に一年を振り返って語らい合い、納会の熱い夜はふけていったのでした。
未明に亘り熱く語り合う時間を過ごしても(奇跡的に?)メンバーの誰一人寝坊することなく、朝食時間を迎えました。既に来シーズンへの毅然とした態度がチーム内に表れています。


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▲少なすぎる出場試合数や主に遅刻が原因で多くの罰金が目立ったN選手は、時間はセーフでもご覧の表情。
所属班の長である隣、K選手の睨みは続いています。


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▲まだプレーこそ見掛け倒しですが、上手くなりたい気持ちはチーム上位であるA選手は、ご覧の様子。
無事に登れるのでしょうか?


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▲「このくらいの恰好でないと、山に失礼」と豪語したN選手。
実家が甲信越地方でペンションを営んでいることもありますが、野球の姿よりだいぶキマっています。


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▲さあ、いざ山の頂へ!

来シーズンこそ大会の頂きに辿り着くよう、2日目は全員で大山での登山です。チェックアウトで各々荷物をまとめるとともに、各々登山用の服装になっています。
さあ、これからどんな険しいドラマが待っているのでしょう?!  大山の駐車場でバスを降り、登山のスタートです。
まずケーブルカー入口に到着。ここより緩坂コース組と急坂コース組に分かれます。シーズン総合成績1割以下のメンバーは、問答無用で急坂コースを往復。自身の不甲斐なさの清算と、次なる進化を求めて歩き続けます。
無事に頂上の神社入口に腰かけ、どのメンバーも安堵の表情を浮かべています。


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▲昨年の納会でチームも本人も痛恨となる骨折をしたS選手。
続く石段で転げ落ち(!?)、同じことにならぬよう、登山中はチームを上げて彼へのマークが続きます。


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▲幼子を抱え、後方から頂を目指すK一家。
大黒柱であるK選手は昨夜、MVPにノミネートされて心機一転、2人の子供を抱えて登り坂を…とはいかず、単に子供を押すだけのサポートで、奥様の表情もかなり険しくなっています。


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▲どちらも容姿はキマって明るい様子のN選手・A選手ですが、2人ともきつい急坂コース組です。


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▲緩坂・急坂コースに分かれる前で、既に汗だくTシャツ姿で疲れの見えるK選手。
彼も急坂組ですが、やはり奥様の表情には勝てなかったようです。これも進化への過程でしょう。


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▲先行する姉と兄を追って、何とK選手の3歳次男も急坂コースに挑んでいます。
「こんな小さな子が頑張っているから、私も頑張れる」と、手を引くT選手の奥様が呟きながら登っています。


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▲列になって、狭い道のりを進みます。
よほど辛かったのか、A選手とY選手は女子のパーティーを見つけるや否やオジサンのごとく声をかけまくり、頼った力を貰っていました。


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▲ケガの再来を恐れ要マークのS選手は今のところマイペースで進んでいます。
あれほど女性に声をかけまくっていた、後ろのA選手の微妙に横揺れする足取りが気になります。


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▲ゴールが見えてきて、死に物狂いで這いつくばり登るIさん。
歳には勝てずとっくに引き返してケーブルカーへ…と思いきや、チームを創設期から支えてきた意地と根性が限界の身体を動かしています。この姿を見て発奮しないメンバーは、選手とは言えませんね!


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▲ピースで応える新人のK選手ですが、加入するやすぐにチームの足りない部分に気づき、プレー以外も積極的な発言を重ねています。
紹介者は登山中に声をかけまくっていたA選手。早くも抜かされ感が…!?


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▲おみくじを引き確かめるメンバー。陽気なカメラ目線のN選手は「大吉」と思いきや、○吉でした。
こんなところにも日頃の行いが結びついているようです。


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▲お守り類をチェックするI選手とK選手。2人とも試合で勝敗のカギを握ることの多かった投手です。
どちらもコントロールが課題なので、神様の力も借りてこれ以上制球が乱れないよう、努めてほしいものです。


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▲急坂コースを登りきり、駿河湾を背に喜びの表情を見せるK選手のお子様たち。
お父さんの心配を他所に、皆一目散に登っていました。かつての精彩を欠いているお父さん、その姿を見習ってほしいものです。


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▲見てください、一人一人が達成感に満ち溢れたこの表情!
来年こそ、野球の頂点で全員がこの表情となれるよう目指します!


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▲帰りはケーブルカー組と徒歩組に分かれて下山します
。乗り物が大好きなK選手、N選手の子供達は、お客さんが少なかったこともあり、車内で大はしゃぎでした。


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▲下山も這いつくばりながら…と思いきや、「未解決事件を扱う古株刑事」のような姿で不通に降りてきたIさん。
ここにもチームの将来を案じて止まない様子が垣間見えます。

今年は誰もケガすることもなく、無事に登山を終え、次に向かうは、高台にある昼食場所の伊勢原市総合運動公園です。
芝生広場でみんな車座になり、各々美味しくお弁当をいただきます。暖かく最高のお天気で、先程登った方面の山々が一望できました。
昼食後、バスに約1時間乗って向かった先は、最後の行程である「かまぼこ博物館」での研修です。残念ながら時間の都合で今回は体験できず、館内の見学のみでしたが、入館するなり大勢いる体験者の様子を、多くのメンバーが眺めています。
今回見学したかまぼこの里は、箱根駅伝5区、6区の中継所となっています。学生駅伝界の頂点を目指し、2週間後には激しいチームの競争を勝ち抜いたランナーだけがこの目の前を駆け抜けていきます。我々もチーム内の厳しい競争があってこそ頂点を目指せるものと考えたとき、チームメンバーの一人ひとりの大切さや尊さを感じずにはいられません。
今シーズンを振り返り、大切な仲間と共に区切りをつけた納会は無事に終わりました。誰もが来シーズンの飛躍を誓い…。

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▲仲良く座りながら食べるT夫婦。
夫のほうは時々、ストレスによる(?)酒乱が悩みのタネというのは奥様だけでなく、チームの共通難題です(笑)。


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▲息子を囲みながら、仲睦まじい姿のN夫婦。奥様は遠く暖かい地方の出身であり、この暖かさでも少し寒く感じたようです。
この年末年始はお子様と共に里帰り予定とのこと。自宅に残る夫の管理はチーム全体で行います。ご安心を!


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▲かまぼこ博物館にて。
「オレもやりたかったなー」という声は、この年末年始にぜひ!


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▲2Fへ続く階段から突如、顔を出したA選手。
この下はお子様対象の簡単なミュージアムとなっていますが、顔を出す前から見学に来た子供達はビビっていました。


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▲かつてのマウンド姿が今やレジェンド化してしまったH選手。待望の第一子が誕生して今年はパパとなりました。
館内で得た栄養の知識を、子育てにも自分にも活かしてほしいと願います。


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▲すっかりかまぼこの世界に魅了され、ちくわキャラクター「チックル」帽をかぶって見学中のA選手。
すっかり名物となった突然の大暴投の克服に向け、まずはその細い体が逞しくなれるよう、しっかり練り物を食べて良質なたんぱく質の摂取に励みましょう。