2016年度 ランナウェイズB夏季強化合宿 開催!


去る9月2日(金)~4日(日)の日程で、ランナウェイズB(RB)は夏季強化合宿を行いました。
8月に世田谷区軟式野球連盟一部リーグの秋季大会1回戦を突破し、
これからさらに厳しい戦いとなる2回戦・3回戦と勝ち抜いていくため、極めて重要な位置づけの合宿です。

◆合宿初日(9月2日)
合宿初日はなんと平日の金曜日!
「金曜日の夜から?」と驚くかもしれませんが、メンバーは仕事も早々に切り上げ、
数台の車に分かれて合宿地・千葉県富津市を目指します。
全員が集まった21時過ぎにミーティングがスタート。
合宿のテーマや具体的な練習内容を共有し、意思の統一を図りました。
ちなみに今回の合宿のキャッチフレーズは「守ることは攻めること、攻めるとは躊躇しないこと」。

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左:金曜日夜の全体ミーティング風景。
今年は所属選手の全員がちゃんとミーティングまでに到着し、意識の高さが伺えます。
右:真剣にミーティング内容を聞くK選手。
その奥でまるで寝ているかのように見えるA選手。

◆合宿2日目(9月3日)
いよいよ練習開始! この日の練習は「ふれあい臨海球場」で行いました。
普段、私たちが練習試合を行っている河川敷のグラウンドとは違い、
久々に硬式球場での練習となり、また連日の暑さが和らいだ天気に、選手たちのテンションも上がります。

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練習初日で使用したふれあい臨海球場。
整備された内野、広く芝で覆われた外野、立派なスコアボード。
これらは野球をやっていれば当たり前と言えば当たり前ですが、
これまでなかなかこんな球場で練習する機会がなく、とても新鮮でした。

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左:まずはベースを置き、ラインを引き、きちんと準備から!!
右:練習前にポーズを決めるO選手。これから待ち受ける厳しい練習に対しても余裕の表情です。

今回の合宿では新たに、班対抗によるゲーム形式での練習方法を取り入れました。
(RBはメンバーをA班~D班に分けて活動しています。)
まずは、ボール回し。時間内で何周ボールを回せるかを競いました。
いかに素早くボールを回すかという練習の意図に反し、
ミスを恐れるあまり、慎重に、丁寧にボールを回すメンバーが多数という残念な結果に…。
トップはC班の14周というだれもが予想しなかった結果となりました。
(旧内野班などと言われるメンツですので、当然と言えば当然か。)

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左:開始のホイッスルが鳴り、送球体勢に入るD班運営委員のK選手。
D班が勝つんだという気持ちが入っています。
(実際は12周半という結果で、残念ながらC班の勝ちです。)
右:ボール回し中、まさかの暴投で苦笑いの主将代行。大会じゃ苦笑いでは済まないですよ!!


続いて、シートノックとケースノック。
RBは毎週活動をしていますが、基本的には練習試合を行い、
練習中心の時間を取る機会が少ないため、合宿では反復練習を行って「基本」を身体に覚えさせます。
しかし、まだ打球を待って捕球する選手が多く、チームの課題である前に出て捕球するという姿勢
(合宿のテーマ=「守ることは攻めること」)から言うなら課題が残ります。
ノックの後は、チーム対抗のバックホームとアメリカンノック。
外野からのバックホームではトップはB班で6本成功。
投手が多く自慢のコントロールでキャッチャーのど真ん中に投げ込みポイントを稼ぎました。
それにしても肩が万全ではない選手が多いのは事実ですが、班で成功が1、2本というのは如何なものか…。
一方、アメリカンノックでは選手全員が少年のようにボールを追いかける姿が印象的でした。
(捕球できたかどうかは別にして…)
ここでは外野手がメインのD班が活躍します。
近年どんどん守備力が上がっているT選手が2回中2回成功という安定感をみせ、
班で5本を捕球しトップを取りました。

ここで昼食休憩。疲れた身体を癒しつつ、弁当を頬張ります。

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弁当をがつがつ食べるM選手。弁当がかなり小さく見えます。
最近、度々足がつる彼ですが、痩せればそれもなくなるのでは!?


午後はマシンを使って、集中的に打撃練習。
バッティングの基本はセンター返し!
これも班対抗で、センター方向に強い打球を何本打ち返せたかを競いました。
気持ちのいい打球を何本もセンターに打つ選手もいれば、なかなか打球が前に飛ばない選手も…。
メンバー同士指摘し合いながら打力向上に努めます。
また打撃練習をしていると守備側の集中力が切れてしまいがちですが、
運営委員のT選手が機転を利かせて、エラーや気の抜けたプレーをしたメンバーに罰金(¥500)を科すという
ゲーム性を守備陣に持たせて、盛り立ててくれました。
単に野球が上手いだけではなく、こういう創意工夫のできる選手がいることもチームにとっての強みです。

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二か所で実施した、バッティング練習。
バッピもマシンの球出しも、守備はもちろん球拾いもみんなで協力して行います。


夜は再び全体ミーティング。
ハードな練習でクタクタになりながらも、2日目の練習を振り返って、良かった点・改善すべき点を総括しました。
ここでもメンバー間で多くの課題が出されました。話題は守備の際に前で捕球する意識についてであったり、
センター返しをするにはどうするかであったり、ボールの内側を見るというはどういうことなのかであったり。
メンバー全員が自分、そしてチームとしての課題を共有し、議論を深めます。

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左:練習後の全体ミーティング。みんな練習で疲れていますが、チームメイトの発言中はその言葉を真剣に聞いています。
右:その一方、一日中練習した疲労に負け、ついうたた寝をしてしまうY選手。
この直前まではバッティングについて熱弁していたのですが…。


ミーティング後は、全員で飲んでワイワイ楽しく過ごす──ということもなく(正確にはその気力が湧くことなく)、
誰もが次の日の練習に備えて、即、就寝したのでした。

◆合宿3日目(9月4日)
3日目は場所を新たにローカルな「富津グラウンド」に変更し、半日マシンを使った打撃練習に費やします。
この日は、前日とは違いマシンの球が凄いことに!
ボールがナックルしたり、ゲームで見るような真横にスライドするスライダーだったり。
真っ直ぐのストレートが来ることは稀でした。
ただ、世田谷区軟式野球連盟一部リーグの優秀なピッチャーは、
多くがこんな凄い投球なので、打てるとしても失投くらい。
なので、少ない「打てる球」をいかに叩くかがポイント。
手こずるメンバーは多かったものの、良い練習になったのでは!?
前日のフリーバッティングの結果と合わせてトップはA班の塁打数23という結果に。
ほかの班とは頭一つ抜けた実力者ぞろいのA班ですが、ここで初めてトップが取れて一安心??

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左:H選手のバッティング。この日はヒット2本の活躍でした。この活躍をぜひ大会で!!
右:球出しをOB(RS)のI氏が手伝ってくれました。感謝!!


午前中の打撃練習を終えた後は、全員でスーパー銭湯に行って汗を流しました。
2日間の練習をやり切った後の銭湯は、最高に気持ちが良いもの。
その後、全員で昼食をすませ、最後の全体ミーティングを行い2016年度の夏合宿が無事終了いたしました。
班対抗戦の結果はというと、どの班も4種目のうち1位を一回ずつ取るという結果に。
どの班も頭一つ抜けることなく、まだまだ班ごとに課題が残っていることを認識した合宿でした。
合宿で得たパワーを、来る秋季大会・第2回戦にぶつけて初の2回戦突破を目指します!

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合宿3日前の朝に撮った集合写真。
前日の練習でみんな疲れが少し残っていますが、一人だけ前日の練習後から参加している選手はいい笑顔です。
KT選手!! とっとと昇進して来年からはフルで参加してくださいね!!