世田谷区軟式野球連盟 春季大会一回戦
<2016年5月1日(日)>
快晴の5月1日、いよいよ「捲土重来」を期す春季大会の初戦を迎えました。
▲集合場所となったAグラウンド前には歴史を感じさせる垂れ幕が。
チーム内には妻帯者が増えており、この日はN選手の奥様がグランドに出向いてくださり、家庭都合から同行したT選手の愛娘を一時、預かってもらうこととなりました。
家族を含めた、正に全員体制での勝利を目指します!
▲T家とN家の顔合わせ。お父さん良い笑顔です。
捲土重来をメンバーの誰よりも待ち望む主将・O選手。
背中は様になっていますが、表は緊張で相変わらず今にも泣きそうでした。
▲朝日に向かい仁王立ちのO選手。
プライベートを含め野球に不必要なものはすべて取り除き、初戦の舞台へ向かおうとミーティングで意気込む手前・Y選手。
顔が赤め気味なのはいつものことです。
▲ミーティングに臨むメンバー。手前がプライベートが心配されるY選手。
そして、RB創設時にセカンドで鳴らしていたOB・S氏も駆けつけてくれて、ハーフバッティングの手伝いをしてくれました。
追いつけそうもない打球はすぐに諦めるプレースタイルは健在でした。
▲次はユニホーム姿での参加、お待ちしてます。
試合はRBの先攻でプレイボール。
「初回が大事」の思いを胸に1番K選手、3番Y選手のヒットで一死二・三塁のチャンスをを迎えましたが、4番5番が凡退で絶好の先制チャンスを逃してしまいました。
▲投球練習からしっかりと相手投手にタイミングを合わせようとする先頭打者のK選手。
この後、会心のライト前ヒットで出塁。
チーム最年長のM投手が先発。上の1番打者と合わせると米寿に届きそうな歳ですが、この胸のハリをご覧ください!
大事な初回をしっかりと三人で仕留め、その後も全く危なげないピッチングを続けます。
▲力投するM投手。試合後のミーティングでは「マイナス思考に全くならなった」というコメントが飛び出すほどの快投でした。
投手のリズムが良いと、守備も不思議と上手くいくものです。
2回にはショートのK選手が、何でもない正面のゴロを緊張からか足をそろえたカエルのような体勢で捕球しますが、何とかアウトに切って取ります。
▲バタバタと打球を処理したK選手。
自分で苦笑していますが、この笑顔がチームに勢いをもたらしたか…は、結果が示しています。
試合は両チーム無得点のまま4回表を迎えます。
幸運な当たりから待望の先制点を奪って、なお無死一・二塁と続くチャンスで6番N選手の絶妙な送りバントがサードの悪送球を誘うことに成功。
奥様の今朝のチーム献身のおかげです!
さらに、続く二・三塁のチャンスで打席に入ったT選手の打球は、常に右方向を狙う意識が不規則な回転のゴロを生み、結果はピーゴロでしたが守備がもたつく間に1点が追加できました。
▲ヘッドが下がり、どう見ても決まりそうもないフォームからここまで進化しました。
詳しくは一昨年の「二部春季大会初戦」の様子に同じシーンが載っていますので比較してみてください。
▲打席からサインを伺うT選手。バスターの構えからタイミングを取り、某漫画の秘打かと疑うような打球で追加点をもぎ取りました。
3点の先取点を取った後の大事な守りでは、ダイビングキャッチも飛び出すなど好投のM投手をチーム一丸で盛りたてます。
▲ダイビングキャッチを試み捕ったセンターM選手と、仲間の安否を気遣うショートK選手。
美しいシーンに見えますが、捕球時のスタートがちょっと遅れ気味に見えたのは、私だけでしょうか…?
「この点差では勝てない!中押し、ダメ押しだ!」とベンチも一丸となって闘います。 それぞれが自分の出番を想定し、準備にも余念がありません。
そんな中、半年の米国留学を終えて最近チームに合流したばかりのK選手が6回に打席へ向かいます。
以前から「結果は大会でしか興味がない」といった意識のため、囲む会を催して一日でもチームに馴染めるようにしたチームの努力は「空振り三振」であっさり返されました。
▲ベンチから出番を見据えながら試合を見守るメンバー。
I投手も「Mさん、後のマウンドは任せてください!」と、ベンチ後ろで戦況を見つめています。
▲久しぶりの公式戦の打席に臨むK選手。
メジャーリーガーも唸るような大会での結果、期待してますよ?
結局、追加点こそ取れませんでしたが、先発のM投手は6回を投げ打者20人に1安打1四死球の77球という好投で見事完封!
捲土重来にふさわしい勝利となりました。
▲試合後のミーティングの風景。
好投してもなおこの表情は、初戦突破があくまで通過点にすぎないことを物語っています。
次なる戦いに向かい、日々の「闘い」を続けていこう!