~春季大会の優勝に向けて-勝ち味を取れ!~


真夏の暑さから一転、過ごしやすい日が増えてきた10月。
関東地方は日によっては30度近くまで気温が上がる日もある中で
チームは先の春季大会1回戦の不戦勝を経て2回戦での勝利とその先の一部リーグ優勝へとOP戦を積み重ねています。
     

      まずは第一試合、優勝に向けて勝ち癖を付けていきたい中で、
      先攻かつ初戦の先頭打者はチームを勢いづけるためにも非常に大切な打席になります。
試合前のミーティングでは監督から「勝ち味が遅い」との指摘を受けており、
自分たちが有利になるよう立ち遅れない、気後れしないことをテーマに打席に臨んだH選手ですが、
      結果は投ゴロ。完全に勝ち味を失ってしまいました。
私たちはこの大会で優勝をするために、練習試合などを積み重ねてきているので、
選手達はやる気に満ち溢れています。
※「勝ち味が遅い」・・・主に戦いに勝つ見込みが薄いという意味ですが、
相撲の世界では自分が得意な体勢にもっていくことが遅いことを意味する言葉


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▲▲打撃復調気味のH選手でしたが気合いが力みに。。。

対するランナウェイズの先発投手はK選手。
今年は仕事とオリンピックの影響でなかなか活動に参加できていませんでしたが、この日は久々の先発マウンド。
3回までを1安打に抑える好投で味方の援護を待ちます。

しかし、初回の攻撃で勢いをつけられなかったチームは4回表、
2番T選手から始まる攻撃でしたが、三者凡退に終わってしまい流れが相手に一気に傾いてしまいます。
     

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▲▲5回を4失点(自責点2)に試合を作ったK投手
     

すると案の定、野球は流れのスポーツ。
絶対に出塁させてはいけない4回裏の先頭打者を死球で出塁させてしまうと、
一死後に5番打者からの3連打で一気に2点を許し相手チームに主導権を握られてしまいます。

その後、打線も好投手相手に流れを掴め切れず、また守備でも6失策で失点を重ねてしまい、
終わってみれば1-8での完敗。先制されてしまった不味さもありましたが、
逆境を跳ね返すことができない打撃陣に課題が残りました。

気持ちを切り替え第2試合は年間で3試合前後OP戦を行う、互いに手の内を知り合うチームとの対戦です。
初回を互いに0点で迎えた2回表、先制をしたのはランナウェイズでした。
一死後にこの日スタメンのM選手が死球で出塁するとK選手も四球で一死1、2塁のチャンスを作り出します。

ここで打席にはチームを引っ張る我らがK主将。
主将の重責から昨シーズンは屈辱の1割クラブ(※打率1割台のメンバーの総称)に入団していましたが、
チャンスに強いK選手はここでもその勝負強さと主将の責任感で意地のタイムリーヒットを放ち先制をします。

更に、この日のK主将はいつもと勢いが違いました。
5回表にも連続四球で1死満塁のチャンスを得ると打席にはK主将が立ち、
ここでもその勝負強さを発揮し2点タイムリーヒットを放ちます。本人曰く「今は野球に集中できている」とのことで、
今まで何をしていたのか気になりますが頼もしい限りです。


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▲▲2本のタイムリーヒットを放ったK主将。守備でも躍動します。
     

守っては投手陣、相手打線を1失点に抑え込み、7-1でランナウェイズが勝利しました。
この日は改めて、選手のパフォーマンス自体も大事であるがいかに先に流れを掴み、
勝ち味をとることが重要なのかが良く分かるOP戦2試合となりました。
春季大会2回戦まであと2週間。優勝に向けて全力で戦っていきます!