～2020年初勝利～
2020年のシーズンが開幕し
順調に練習試合を消化していた我々ランナウェイズにも『新型コロナウィルス』の波が襲いかかりました。
飲食店やカラオケ店、百貨店などが軒並み休業になっていましたが、「草野球の活動はどんな影響を受けていたのか？」
今回は新型コロナウィルスにより草野球チームが
どんな苦労を強いられ、そして唯一試合ができた、公式戦について振り返ってみたいと思います。
◆3月第1週 ◆ ※2020年3月7日時点累計感染者数「455名」
対戦相手から「新型コロナウィルス」を理由に試合のキャンセルの申し出が発生。
練習試合を予定していたチームよりキャンセルの連絡が入りました。
我々のチームは毎月試合のコーディネート担当を班毎に割り振っているのですが、
急遽の対応に追われる中、アウェーの試合を組み、事なきを得ました。
▲コロナ禍前の日常の光景。礼儀としての握手ですが今となっては珍しい光景に 。
◆3月第4週◆※2020年3月28日時点累計感染者数「1,693名」
3月25日の小池都知事の外出自粛要請により特に企業チームの練習試合キャンセルが続出。
緊急MTGを開催し、今後の方針を決める
外出自粛要請により、都内全体が外出自粛ムードに変化し、企業チームは試合をキャンセル。
「桜を見る会」を実施しようと考えていた我々も某担当班の「疲弊」により今年は「桜を見る会」を延期しました。
▲桜を見る会の延期に疲弊感を出すK選手とS選手。精彩を欠いていました。
◆4月第1週◆※2020年4月04日時点累計感染者数「3,271名」
悲劇！東京都グランド貸出禁止！予定していた公式戦は急遽神奈川県で開催！
草野球チームは翌月・翌々月のグランドを事前予約や抽選で獲得しています。
4月のグランドは全て確保しており、公式戦と練習試合で予定が埋まっていました。
しかしながら、小池都知事の自粛要請の影響もあり、都内のグランドは軒並み貸出中止。
楽しみにしていた公式戦がなくなると覚悟していましたが、
他県の横浜のグランドを確保し、何とか試合に望むことができました。
そして迎えた今シーズン最初の公式戦。今年から我がチームは「PRIDE JAPAN」という大会に参加しており、
相手は初めての対戦相手で神奈川県のチームでした。
昨年は多摩川の豪雨による冠水で秋以降は全ての大会が中止。
半年以上「公式戦」の舞台がなかった私達には待ちに待った一戦でした。
チーム一丸となり何とかたどり着いたこの試合。
何とかして勝ちたい・・・。
この試合で僕らの想いが爆発することになります。
1回表、4番K選手のライトへのタイムリーヒットで幸先よくRBが先制します。
立ち上がりが心配されたT投手ですが、苦手の守備でエラーしランナーを出しますが、無難に後続を抑え、流れを作ります。
▲ 先発で4回無失点のT投手。リラックスした表情でした。
2回表、先頭のM選手が四球で出塁し、9番バッターのT選手でエンドランが成功。
10番キャプテンのK選手が犠打をしっかり決めてチャンスを作ります。内野ゴロやエラーで追加点を取り、
初回に先制打を放ったK選手が左中間へ豪快な2塁打！
この回4点を追加し、5対0とリードを拡げます。
▲ 2本のタイムリーヒットを放った4番のK選手。
3回表、1死2塁の場面で、8番M選手が左翼線に2ベースを放ち1点追加。
10番のK選手も右前にタイムリーヒットを打ち更に追加点を挙げ、7対0と拡げます。
▲気合でタイムリーヒットを放ったM選手
先発のT投手は4回無失点と試合を作り、5回をI投手、6回を新入団のY選手と継投し、
見事7対0と完勝し、今シーズン初勝利を挙げることができました。
▲7対0と見事今シーズン初勝利！終盤追加点がとれなかったことが課題でした。
この日は投手陣が試合をしっかり作ったこともありますが、
メンバーの集中力が高く、普段なかなか見れない好守備が連発し、
犠打でしっかりランナーを送り、下位打線が機能しました。
この結果を生んだのは、大会当日の午前中に別のグランドを獲得し、きちんと練習できたことが大きく、
メンバーが良い状態で試合に入ることができたことが要因です。
新型コロナウィルスの猛威に真っ向からチーム一丸でぶつかり、
もぎっとった勝利の味は格別でしたし、草野球を通じて
このような体験ができるのは本当に素晴らしいことだと改めて感じることができた一日でした。
しかし・・・そんな僕らの週末はある日を境に残念な結果となっていきます・・・。
◆4月第2週◆※2020年4月07日時点累計感染者数「4,257名」
緊急事態宣言により外出自粛要請。都内のグランド全面使用禁止に・・・。
安倍総理による緊急事態宣言に伴い、各区のグランド予約のホームページを確認したところ、
都内の全てのグランドは使用中止。千葉や埼玉、神奈川も確認しましたが、全てグランド使用中止。
我々にとって愉快な週末の楽しみが奪われていった瞬間でもありました・・・。
3月の第1週の感染者数が約1か月で10倍に増加したことで国から「緊急事態宣言」が発信され、
我々の週末の娯楽であり日常は変化していきます。チームメンバー同士でも活動について議論がありましたし、
会社の方針などで思うように動けないメンバーもいました。
この4月は合同自主トレという形式で3密にならないよう努め、有志の形で距離を取り、各自練習をしてきました。
G.Wも我慢は続きますが、緊急事態宣言が明け、
週末の野球を楽しむ日常が戻って来ることを祈るばかりです。