祝!! 平成26年度 世田谷区軟式野球連盟二部 秋季大会 優勝

昨年の春季大会決勝戦、我がランナウェイズB(RB)は惜しくも3対4で敗れ、優勝することができませんでした。
この結果を受け、今シーズン初めに開催された定期総会では、世田谷区軟式野球連盟二部の大会で優勝することを目標に掲げました。これを達成するため、メンバー各々が昨年の敗北を真摯に受け入れ、各々が課題克服のために厳しい練習をしてきました。
そして今年、去る8月31日(日)に初戦を迎えた秋季大会は順調にスケジュールを消化し、ついにこの日を迎えたのです。

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▲早朝、決戦の地に向かう道に戦士たちの姿が……。



秋季大会決勝戦の朝。11月2日(日)午前10時。前日に一日降り続いた雨の影響もあって開催が危ぶまれましたが、当日は晴天に恵まれました。グランドは一部水溜りがある状態でしたが、心配された試合は無事、開催されることになりました。
なお、この日のスケジュールはダブルヘッダーでした。秋季大会の決勝戦に先立ち、同じく世田谷区軟式野球連盟の王座決定戦の第二回戦がありました。二試合目の秋季大会決勝戦に良い流れで入るためにも、一試合目は何としても勝たなければならない試合でした。

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▲清々しい空気の中、集合時のメンバーの顔は心なしかいつもより緊張した表情です。

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▲王座決定戦の先発は、緊張とは縁遠いとされたK選手でしたが……。



第一試合の先発・K選手は、この日は好調で最終回まで相手につけ入る隙も与えないほど完璧なピッチングでした。コントロールもリズムもよく、味方がなかなか得点できなくても淡々としたピッチングで、安定感も抜群でした。
ところが2点を先取した最終回、楽勝ムードに気が緩んだのか制球が乱れ、ツーアウト満塁、一打逆転サヨナラという場面を自ら作ってしまいました。
それでもツキがあったのか、何とかここを抑えて勝利しました。ベンチは全員ヒヤヒヤ、ドキドキ。メンバーとしては、ご高齢のS監督の心臓に悪いので、今後は今回以上の安定感を期待したいものです。

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▲攻撃面では、なかなか相手を攻め切れませんでしたが、Y選手の果敢な走塁もあり終盤に貴重な2点をゲット。結局これが決勝点になり、王座決定戦に勝利したのでした。

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▲第一試合に見事勝利し、待望の秋季大会・決勝戦に良い流れで入ることができました。整列時のN選手、決勝戦でも余裕のピースです。余裕あり過ぎで、集中力が持続するか心配です。

第一試合に勝利し、グランドを移動して第二試合の秋季大会・決勝戦が始まりました。第一試合と違って、決勝戦の試合展開はというと、早い段階で動きました。
二回表の攻撃は下位打線から始まりましたが、ヒットや四球が続き、早々に2点を先制。
下位打線がチャンスを演出することで、流れを呼び込みチームにも勢いがつきました。
特に、今まで見たことがないようなS選手の鋭く三遊間を抜くヒットにはメンバーからも驚きの声が挙がっていました。

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▲今シーズン最高のヒットを放ったS選手の雄姿。でも、脚、短いですね。

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▲逆に試合前に余裕を見せていたN選手。まるで10m先にボールがあるかのようなスイングで三振……。緊張感も適度に必要ですね。

流れを獲得し、勢いづくのはいい傾向ですが、これが「調子に乗り過ぎちゃった」では困ります。我がRBのチャンスに「相手チームのスパイか?」と思うほどリードしまくり、牽制タッチアウトを喰らい、せっかくの良い流れを遮断してしまったO選手。
本人曰く「リードが大きいという認識はなかった」とのことなので、後学のためにもどれくらい出ていたかを実証するため、証拠写真を掲載しておきます。
ご覧のように、これはでは相手チームの二塁手です。当然、牽制タッチアウトの後は、ベンチに下げられ、それでも仲間を大声でリードしていました。
こんな珍プレーもありましたが、打つべき時にヒットが出て、相手のエラーも重なり、この試合では計6点を取るができました。

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▲ベンチに下がりたくて、早くアウトになろうとリードしているO選手。緊張のあまり、平衡感覚をつかさどる脳細胞が、哀れにも機能しなかったようです。

一方、守備面では決勝戦の先発・T選手。昨年は不振でしたが、今年は一念発起。投手としての必須要件を自覚し、実践しました。
正に意識が変われば行動が変わり、行動が変われば人生が変わる──の典型で、チームも勝利の方程式を手に入れたのです。
春季大会、夏季大会のピッチングスタッフは何人かが担いましたが結果が出ず、秋季大会はT選手を先発で回していくとの方針を取りました。結果は、T選手はもちろんチームも落ち着きを取り戻し、この日も緊張感の中にも安定感のある戦いでした。
T選手は一発を浴びるものの、何度かのピンチも凌ぎ試合を作りました。このT選手のピッチングが、さらにはY選手の好リードが、攻撃陣を奮い立てたことは間違いありません。

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▲今年、ストライク先行、緩急の投げ分け、内外の出し入れ、決め球の使い方など「投手の必須要件」を満たして、チームに安心感をもたらしたT選手。でも、太め過ぎません?

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▲先発・T選手の好投はもちろん、夏季強化合宿で特訓した守備練習の効果が見られたサードK選手。実に18のアウトのうち、8アウトを処理しました。

T&Y選手バッテリーの攻撃的なピッチング、K選手をはじめとした安定した守備、副将O選手のここ一番のバッティングなどもありスコアは6対1のまま、ついに6回裏二死を迎えます。
最後の相手打者の打球はサードK選手への緩いゴロ。これを難なく捕球し、ファーストの副将O選手へ送球、ゲームセット!! 念願の優勝です!

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▲念願の優勝を物語るスコアボード。

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▲表彰式を終え、監督、メンバーをはじめ、応援してくださった方々を交えて記念写真です。

昨年の決勝戦ではひ弱さを露呈したチームですが、今年は投打が噛み合い勝利できました。一回り逞しくなったチームに、さらなる期待が芽生えます。
さて2015年はどんな年になるのでしょう。

今年のチームの方針は、メンバーを三班に分け、各班に運営委員と強化委員を配置し、監督からのトップダウンの運営ではなく、メンバーの自主的な運営を心掛けるというものでした。
クラブチームならではのこうした生き方が奏功しての優勝だけに、鬼のS監督も大満足という面持ちです。
全体で撮った記念撮影の後、今度は班単位での記念撮影。
運営委員として苦労したM、G、K選手、強化委員として奮闘してくれたT、Y、N選手も皆、晴れがましい顔をしています。
──そしてこの日の夜、祝勝会が開かれたのです。

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▲祝勝会で優勝の喜びに酔う、メンバーと家族、GFたち。嬉しい酒というのは、やっぱり最高ですね!

祝勝会では、秋季大会の試合毎の展開を振り返りつつ、この優勝に大きく貢献したと思われる選手3名がMVPに選ばれました。
応援に駆け付けてくれたIさんが資金を提供してくれ、これを賞金としました。
MVPに選ばれた3名は、勝負所で何本もヒットを打ったK選手、秋季大会決勝戦に良い流れのまま入れる要因を作ったK選手、そしてRB創設時からの功労者H選手が選ばれました。

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▲左からMVPの3人。若手の中ではいちばん態度のデカイK選手、無神経なのか落ち着きがあるのか判らないK選手、ときどき中学生に間違われるH選手。

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▲MVPに選ばれたH選手とは10年以上の古い付き合いとなるK選手。この選考に、感極まってこの涙です。

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▲最後に会場外で記念撮影を行い、緊張・興奮・歓喜の一日を締めくくりました。

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▲グランドではできなかったS監督の胴上げを深夜の自由が丘にて。この喜びを再び味わえるよう、これからも練習して上手くなっていきましょう!! 万歳!!!