ランナウェイズB 春季大会二回戦

4月末に行われた春季大会の初戦を突破し、続く第二回戦が去る6月1日(日)に行われました。

この日は猛暑日──。
グランドに向かう選手たちの後ろ姿にも、心なしか溌剌さが見られません。

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この試合に勝利すると、6月~7月に亘って、同時進行で春季と夏季大会が進んでいくスケジュール。同時にここからは暑さとの戦いが始まります。

そのため危険管理の一環として、昨年から練習試合は毎週ダブルヘッダーを組み、長時間の試合でもバテない体力向上策を図ってきました。怪我や熱中症が怖いからです。
この日は、その準備が功を奏した試合でした。

先発のK投手は、試合前のアップでは「調子は悪くなかった」と言ってはいたものの、昨年からなかなか練習試合に参加できなかった影響からか暑さにバテ、制球が定まりません。結果、二回途中で計4失点という乱調です。

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以前、熱中症で倒れた経験をもつサードのT選手から「練習試合にもっと出ないと、いつまでたっても同じだぞ!」という厳しいゲキが飛びます。T選手の昨年の出席率はチーム最高でしたが、それでも倒れるのですから、正しくは「もっと痩せないと、いつまでたっても同じだぞ!」だと思います。

一方、攻撃では暑さに強くなった(?)T選手を始めメンバーの多くが奮起し、高温多湿の中バテることなく、二、三、四回と連続得点で、一気に8得点!

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写真は暑さを克服した、この日の四番・T選手のスイング。
センター返しを心掛けているため、しっかりボールをポイントまで引きつけてはいますが、バットのヘッドが下がっているのが残念! 右腕の強さが災いしてか、結果、この試合では3タコでした。

先発・K投手の乱調から、急遽登板した41歳のK選手が二回途中からこの回のピンチを抑え、続く三回を三者凡退に抑えたことで流れが変わります。
まずピンチを脱した二回裏に同点に追いつき、続く三回に3点を勝ち越し、四回にダメ押しの1点をゲット。

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K選手からマウンドを引き継いだY選手が、四回と最終回になった五回表を締め、8対4で第二回戦を勝利しました。
写真は五回表のY選手の雄姿ですが、右後方、ショートのS選手も、以前から指摘されている腰の高さが改善され、真摯に野球に取り組む姿が現れています。

この日の試合は“逆転勝ち”という、これまでのRBにはなかった勝ち方で勝利することができました。
初回、二回と続けて失点した立ち上がりは、いつもなら多くがしょんぼりとしてしまい、そのままズルズルと負けてしまう展開です。
ところが、仲間のプレーに笑い声が起こるほど、普段通りの雰囲気で試合に臨めていたため、いつの間にか逆転していた、といえる試合でした。

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写真は守備練習で、息子を迎えに行くかのようにボールに突進するO選手。途中交代で元気溌剌──のはずが、何故か顔面蒼白なのは、苦手のファーストだから?

この日の勝因は、暑さに耐えられる体力の鍛錬だけでなく、新メンバーの加入も大きかったと言えます。写真はこの5月に入団したT選手、アルカイダに誘拐されたプラント会社の社員ではありません。
大学まで鳴らしたスラッガーらしく、しっかりした右打ちで、貴重な打点を上げるという鮮烈なデビューを果たしました。
しかし、ブランク中にしっかり肥満化した影響で、この日も元気だったのは20分だけ。あと数分、グランドにいたら、アラーの神に召されていたかもしれません。まだまだ先輩メンバーとの差は大きいということです。

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また先日は、新たに若手のM選手の入団も決まりました。
チームの説明を兼ねて開いた飲み会で、他に類を見ないクラブチームであることを説明し、共感をもってもらいました。
草食系などと揶揄される昨今の若者ですが、自主独立、自律自尊のチーム方針は、毅然とした男子には心地良いもののようです。

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このようにRBは常にチームの活性化を図っています。
ご興味をもたれた方は、ぜひコンタクトを取ってみてください。
これからも続く春季大会、夏季大会ですが、今回の勢いで躍進を続けていきます!

ところで、熱中症に罹ったシャルパのようなH選手! 足元がふらついていますよ。もっと体力つけましょうよ!!

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